2003年07月07日強力なライバルあってこそ盛り上がる!

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阪神、優勝きまりでっせ

 いや、もうたまりません。阪神、六連勝ですか、強いですなぁ。

 巨人のほうはといえば、広島、横浜という勝手に負けるチーム相手には横綱相撲ですけど、勢いのあるチームを相手にするとコテッと転びますな。

 ゴールがよく見えているチームと五里霧中のチームでは、かくもパワーが違うのかと愕然としてきます。

 もう、これだけ貯金があると優勝は本決まりでしょう。一カ月に十試合分、もう定期預金みたいなものですな。

 高校野球を前に、いくら、「死のロード」があるとはいえ、この勢いはすごい。オールスターが阪神対パ・リーグになるのもわかります。

 巨人首脳にとっては、痛し痒し。というのも、もし、阪神と巨人の状況が入れ替わっていたとしたら、視聴率はガタガタのはずですよ。松井の穴を埋めたのは、阪神ですからね。「負けて勝つ」というビジネスを地で行ってます。




本格的な長期政権かもしれない

 またまた、相撲がはじまりましたけど、やっぱり東西の横綱が揃ってこそ、盛り上がるものです。

 古くは栃若時代、柏鵬時代、北の湖・輪島時代を見てもわかるとおり、強力なライバルあってこそ、互いに切磋琢磨できるんですね。だから、どこか独占企業だとか、どこか一社だけが一人勝ちの業界というのは、サービスが悪いですよ。

 これは政界も同じ。実力伯仲すればこそ、国民の意思が反映されやすくなるわけで、政権政党の暴走も歯止めがかかります。

 与党自民党にとって、いまの野党相手なら選挙は楽でしょうな。もし、小沢党首、菅党首が指摘するように、野党が選挙協力できるならば、いま、選挙をやれば、公明党、保守新党は惨敗、自民党も苦戦に継ぐ苦戦でしょう。

 しかし、与党にとってありがたいことに、野党の足並みは揃わない。だから、安泰です。小泉さん、もしかすると、あと三年はできるかもしれません。

 そうなった時、さて、どうなるか。

 与党だけでは構造改革はできません。どんどん骨抜きにされてますからね。強力な野党あってこそ、政治は進むのです。

 東西の横綱不在。これが政治をいちばんつまらなくしている原因です。