2003年06月02日政局の行方はこうなる・・・かも!

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株価が上がりつつある?

 政界は一寸先は闇。日本経済のように先行き不透明ですね。

 株価はここ3週間足らずで15%も上がりました。一喜一憂する人も多いですが、対ダウ、対ヨーロッパに対して、比較劣位だった東証に外国人投資家が目をつけただけのこと。例のリソナ問題に対する政府(=竹中さんの方針)のスタンスがはっきりしたんで、「日本のマーケットも変わるかも」と好印象だったことは想像に難くありません。

 でも、彼らはマネーゲームしてるわけで、日本の経済構造、経営構造が変わらなければ、元の木阿弥でしょうな。



自民党も民主党も割れるかも

 さて、そんなことより、問題は政界再編です。

 ここからは競馬の予想屋になって、ドンと政界の先行きを予想してみましょう。

 結論から言えば、年内に衆院選があり、その前後に自民党が割れる。民主党も割れる。

 割れないのは、一枚岩の自由党、公明党、共産党(いずれも党首、というより教祖に逆らえないために一枚岩になってるからね)。

 民主党はつい先日、自由党との合流を反故にしました。民主党は自由党と選挙協力したいでしょうが、これは無理。小沢さんはもう民主党を信じません。でも、常任理事を退いた鳩山さんは別です。

 もしかして、もしかして、自由党と民主党内鳩山派は合流するかもしれません。

 小泉さんがもし構造改革路線で抵抗勢力と対立した時には、この「自由党+鳩山派」と連立する可能性は大ありだ、と思うな。

 その時、菅さんはどうするか?

 かつての「本籍・社会党、現住所・民主党の人たち=政界ゾンビ」と仲良くするしかないじゃありませんか。期待していた政治家だけに、惜しいなぁ。彼とち小沢さんとがタイアップして、官僚政治を打破して欲しかった。菅さんが本当のリアリストならば、早急にこのゾンビたちと袂を分かつべきなんです。この人たちは「なんでも反対! 社民党」の体質のままです。有権者は民主党というマスクをかぶっているから投票してるだけで、信じちゃいませんよ。

 議院運営委員の筆頭理事が民主党のセンセなんですけど、マスクをしたサスケ県会議員のケースが衆議院であった時に備えて協議を提案したそうですが、よっぽど暇なんですな。そんなことより、党内のマスク・マン、マスクウーマンたちについて議論した方がいいんじゃないかな。

 国家にとってもっとも重要なことは国防ですよ。国民の生命、財産を守ること。これに尽きます。この点について、いまの政党で政権を担える現実性(つまり、意思決定と行動、そして責任を取る)があるのは自民党と自由党だけでしょ。

 もし、有事があった時、「議論してますけど、党内にはいろんな意見があるんで」なんて、意思統一もできなければ空中分解しちゃうものね。