2015年07月13日今週は名古屋、大阪、博多原原です。。。

カテゴリー中島孝志の原理原則研究会」

 さて、今週は原原行脚ですが予定していたテーマを変えます。時期が時期なんでタイムリーなテーマに差し替えます。

 「日本経済はこれからこうなる!−−ギリシャ危機と中国危機の背後で進んでいる大変なこと」というテーマにさせてください。2時間(名古屋では2時間30分)フルにお話しますが、まあ、次のような内容になるのではないかな、と思います。

・予定講義内容
1ダウと日経株価の大暴落!
2ギリシャ危機の真相。
3緊縮案。イエスもノーも同じこと。
4有権者数から見える風景。
5ギリシャでユーロは使えるのか?
6ユーロの代わりはなにか?
7私のギリシャ生活。
8大暴落の原因は上海市場にあり。
9政策金利は4.5%が限界。
10急ブレーキではなくエンジンブレーキだった中国経済。
11この日本企業が危ない!
12シャドーバンキングの実態。
13商品相場ではすでにお先真っ暗。
14日本政府の意図。
15財政健全化計画は成功する。
16「国栄えて民滅ぶ」というリスク。
17タンス預金が急増する!
18金庫メーカーは「買い」。
19キプロス・ショック(2013年)とプエルトリコ破綻(2015年)。
20GDPの8倍の金融資産。
21タックスヘブンを利用した欧米露。
22IMFの飴と鞭。
23最後の切り札は預金封鎖。
24日本研究--終戦直後の預金封鎖と財産税。
25昭和金融恐慌のモラトリアム=預金封鎖。
26アメリカ御用学者の勘違い。
27マイナンバーの本当の狙い。
28財務省は2003年から仕掛けてきた。
29日銀だけが破綻すればOK。
30究極のデフレ脱却策。
31「日本国債は永久に不滅です」といえる理由。
32大波乱こそ大チャンス。
33上海暴落で日本株が暴落したら大チャンス!
34外国人は日本株総売り。
35中国経済破綻でも日本は影響を受けない!
36日経平均株価はやっぱり25000円を超えていく。
・・・。



 ギリシャ問題とか上海暴落等々について、メディアのニュースや解説を聴いてもわからない人が多いと思います。
 わからんはずですよ。無知と不勉強とピント外れの三重苦ですからわかったら不思議です。まあ、本当の専門家はメディアにはなかなか出演しません。おっちょこちょいの二流学者しか出ません。となると要領を得ない内容になるわけです。

 基本的なことでは、どうしてギリシャの延滞が世界経済に影響があるの? 金融機関の不良債権はとっくにトロイカにシフト済みでしょ? 民間金融機関は関係ありません。だからデフォルトはありえませんし、実体経済にも影響はありません。実体経済に影響があるのは、ギリシャ云々ではなく、ヨーロッパ経済の地力そのものが落ちていることにあります。

 回復なんぞしません。もう終わった経済圏だからです。あとはギリシャ同様、観光ビジネスで細々と喰っていくしかありません。

 上海市場はどれだけ危険なの? 中国政府もつかんでいないことがいちばん危険なのよ。溺れてるのに、プールて泳いでるのか、川なのか海なのか、深さはどれだけあるのか、さっぱりわからない。。。これが実態です。

 であるにもかかわらず、上海市場の時価総額は東証のそれ以上。素人の中国人たちの信用取引。第3の天安門事件にまで発展する導火線があちこちに垂れています。

 さて、知らない話を山ほどします。日本と世界の歴史の話を山ほどします。現代世界が抱える経済と金融の問題について小学生でも理解できるレベルでお話ししましょう。
 東京原原ではわずか1時間の「まくら」で大喝采でしたが、8時間の講義を120〜150分で、最新データも加えて、さらに深く、わかりやすく、そして面白くお話しますので、ご期待ください。

 もち今回も、大阪原原では尾崎さんの「100万円の元手を7年間で1億円に殖やす私の方法」という連続セミナーを18時からやりますので、原原メンバーはご参加ください(無料)。


 さて、今日のメルマガでご紹介する本は「すべては1979年から始まった」(クリスチャン・カリル著・草思社・2484円)です。