2022年08月28日中島孝志の経済教室メルマガ無料公開!

カテゴリー中島孝志の経済教室」

夏休み最後の日曜日・・・今回は8/19配信の中島孝志の経済教室メルマガを無料公開しようと思います。

​タイトルは『「熱戦」と「冷戦」・・・「米国の若者戦地にやらない」と主張して裏切ったFDR、「ロシア・ウクライナ軍事衝突には一兵たりとも派兵しない」と主張するバイデン!!「熱戦」で滅んだ日本、「冷戦」で蘇った日本!「冷戦終結」で真の敵は日本だったと気づいた米国!新しい「熱戦」と「冷戦」の始まりで日本に期待・脅迫・依存する米国!巧く騙せるか?狡猾に棄てられるか?いまわが国は「戦後77年の総仕上げ」にあることを政治家も国民も気づいているのか!?』です。

​・・・・転載開始・・・

時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。

77年目の夏。ちょっと長いタイトルですが、いいたいことはシンプルです。わが国の真の敵「米国」を手玉に取るためには国民を軽く騙せるだけの奸智を持っているか?​​

わが国は77年前に敗戦。正式には9/2ですが、玉音放送があった8/15が終戦記念日として国民のコンセンサスになっていますよね。敗戦は米国に騙された結果です。赤子の手を捻るように戦争に巻き込まれてしまいました。

「あなた方のお子さんを戦地にはやらせません!」と主張して当選したのがFDR大統領。
英国チャーチルからやいのやいのと催促され、英国はもうヒトラーにやられる、というタイミング。英国が持っている資産をすべて米国に投げ出さざるをえないタイミングで、FDRは「参戦」を決めたのです。

機を見るに敏。さすがユダヤ人。

利用されたのは「お人好しのわが国」。戦争回避のために野村吉三郎全権大使と栗栖三郎外交官は何度も何度も米国務長官コーデル・ハルと折衝を繰り広げました。はなから参戦するつもりで手ぐすね引いていたヤツラに時間稼ぎだけされ、「鉄と原油がショートする」という瞬間まで引き延ばされただけ。

「1年やそこらは暴れてご覧に入れましょう」と近衛首相に述べた山本五十六にしても、「消耗戦」に持ち込まれたら千に1つも勝てないとわかっていました。残念ながら、自信満々の日本陸海軍には日露戦争の情報参謀明石元二郎(元帥)はいませんでした。

「熱戦」に敗けたのです。

戦後、1950年の朝鮮戦争という僥倖にわが国は恵まれました。まさに国家の興亡を賭けたビッグチャンス。人の不幸は蜜の味。なんといわれようと、わが国は朝鮮戦争で息を吹き返します。
「息を吹き返す」という意味は、ラオスやミャンマーにしかなれない運命のわが国が、米国に続いて経済大国に躍り出るだけではなく、実は軍事大国にもなってしまう、というオマケまでついたのです。
戦力武装は避けに避け続けてきましたが、米国を騙すには必要条件だったと思います。

騙した時間は1950年から1991年のソ連崩壊まで。「冷戦」が終わると、米国の真の敵はだれだったか、バレてしまいました。そう、米国を騙す政治家たちがそれまではまだ健在だったのです。米国を赤子の手を捻るように騙し続ける奸智に長けた政治家たち。吉田茂、岸信介、社会党の和田博雄(農地解放の張本人)と勝間田清一。

武器は・・・なにか? 敗戦国日本が戦勝国米国に押し付けられた「日本国憲法」すなわち「憲法9条」です。
PJ国家誕生。
いまだに、国連ではわが国には「敵国条項」が烙印されています。ありがたいことですよ。喜ばなくちゃいけません。
米国は占領下のわが国を徹底的に武装解除しました。そして無知もいいとこ。聖徳太子の御代から民主主義が沁み込んだわが国に対して下品な「米国流民主主義」を吹き込もうとしたわけです。

彼らの民主主義とは? 朝日新聞とNHKを使って日本軍の残虐性そして裏腹に米軍は日本国民の解放軍だったんだ、と国民の洗脳を徹底します。「憲法9条は世界でも類を見ない完璧な価値観だ」とワイマール憲法の焼き直しに過ぎない「御託」を必要以上に持ち上げました。

結果、いつの間にか、わが国の平和は「憲法9条」のおかげだ、と錯覚する国民もいまだにいるようです

朝鮮戦争で日本軍復活を命令されても、「憲法9条がありまして、軍隊は持てないことになっております・・・ご存じのはずでは?」。アイゼンハワー政権の副大統領リチャード・ニクソンが謝罪と説得に来日しても、「軍隊を保有し、戦争となると、共産革命が起きかねませんが、それでもいいんですか?」で終わり。以来、「軍隊」はいまだに持たずじまい。自衛隊? 軍隊ではありません。

後方支援にとどまり、倒産寸前のトヨタも日産も蘇ります。朝鮮特需です。戦争は当事者は儲からない。外でやらせること、それがいちばん儲かる、と気づきます。ベトナム戦争でも参戦せず後方支援という名の戦争特需を満喫。

「ああ、神風はここにあった! 特攻隊だけではなかった」

気づいてみたら・・・米国に次ぐ経済大国へとなりあがり。幸い、米国とソ連間で「冷戦」がだんだんエスカレートしていきました。

わが国は「反共の防波堤」と言われて特別扱い。
「憲法9条改正? 防波堤でなくなってもいいんですか?」
このセリフで米国はなんでもいうことを聞きました。

わが国は以前は「中選挙区制」でした。自民党では派閥ごとに当選者続出。枠外に社会党そしてCIAが作った民社党、その他公明党、共産党・・・がいました。ソ連中国と価値観を共有するはずとなっている社共のおかげで、いつ政権交代されてしまうか米国を常に心配させていました。

社共の主張は「護憲」です。憲法9条を守る。これだけ。米国が自民党を脅かして改正させようとしても、「したいのは山々ですが、社共に票が流れますよ」・・・。革命? 起きます? ありえません。そもそも政権交代が起きない構造にしているからです。社会党はどんなに選挙で「山が動こう」が自民党の半分。野党が束になっても3分の1には届かない。「憲法改正発議」ができない議員数で調整してたんですから。

だれが? 自社の談合です。中選挙区制ならできます。政権交代? 自民党内の持ち回り。野党には行きません。それでいいんです。目的は米国を騙すことにあるんですから・・・。

気がつけば、米国は双子の赤字で青息吐息。米国債のスポンサーは日本。日本の顔色を見なければなにもできない米国・・・。
「ドル高を助けてくれ!」
怒りまくったレーガンは強権を発動します。1985年のプラザ合意。世界一の債権国はいまだに続いています。円高転換でわが国の輸出力攻撃。86年は「日米半導体協定」で世界シェア5割を占めるわが国の半導体メーカーを攻撃。87年はルーブル合意で低金利攻撃。

結果、バブル発生。1989年に株価最高値更新。バブル崩壊で高み転びで自惚れ消滅。第2の敗戦。いやいや、ソ連消滅・・・。

「ホントの敵は日本だった」・・・今ごろ気づくなよ。バカなヤンキー。

1979年、冷戦を背景に米国は中国と国交回復をします。ソ連潰しに成功。けど、ネコだと思ってた中国がいつの間にか虎になってたとは・・・。米国は気づいたらすっからかんのすってんてん。そのうち、核を保有したわが国に棄てられホームレス必至。わが国に核兵器を買ってくれないか、と言い出しますよ。

その日まで「臥薪嘗胆」です。

この言葉、日清戦争で得たシナの権益を横から分捕られた「三国干渉」において、冷静に国力を考え、国民に諭した偉大な政治家が述べたものです。だれか? 夏休みの宿題にしておきましょう。ヒント無しでも簡単にわかると思いますが、奥様は「鹿鳴館の花」と言われた美形です。

今回はこんなもんでよかろうかい!

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