2006年03月03日民主党沈没!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

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 いい線行ってましたよね。民主党。
 耐震偽装問題の追及までは。
 けど、メール偽装問題で勝手に自滅しちゃうとはね。

 元々、メール偽装問題がメインじゃなかったでしょ。それがいつの間にか、これがメインになっちゃった。追及テーマの選択ミスです。
 いままで美味い料理食べてたのに、デザートで驚かてやろうとスケベ心を出しちゃった。
 「なに、これ?」とすべて台無し。
 今回の問題でいちばん怒ってるのは、それまで政府をかなり追及してた民主党の議員たちでしょう。
 「あぁ、終わっちゃった」
 

国会対策委員会 筆頭副委員長だとさ。

 「ネタ」の魅力に幻惑されちゃった? でも、こんなことはよくありますよね。
 「いいネタつかんだんで、これで勝負したい」
 そんな功名心というのは、政治家じゃなくてもありますもの。
 問題は、「このネタ、使える?」「どうだろう?」って、幹部が1週間かけて集まって鳩首会談やって、よし、これで武部幹事長を追い込もうって決めたんでしょ。
 ところが、ガセだった。安っぽいキャバレー行ったら、ミラーボールの下で輝くピカピカの美女を発見。ところが、寝てみたら、とんでもないオバハンだったみたいなね。

 調査能力の弱さ、判断ミス、焦り、野心、功名心。執行部の詰めの甘さが一気に露呈しちゃった。これが問題なのね。メール偽装云々はたんなる現象に過ぎません。本質は別のところにあります。
 荒川静香さんの金メダルがなければ、マスコミの報道はこれ一色だったはず。民主党、潰れてたね。

 いまや、野党的な存在は民主党しかないわけ。
 昔は、自民党の中に与党と野党がいたけど、いまや、自民党には与党しかいない。それだけに、野党の重みが一段と重要になってきてるんです。
 そういう意味では、民主党は争点を一つに絞って戦えば善戦できると思うよ。
 執行部の若さが問題なのではありません。民主党に戦略がないのが問題なの。マニフェスト云々じゃなくて、党として、自民党に勝つためのグランドデザインができてないように見えますね。
 どうすればいい?
 アイデアはたくさんありますよ。なんなら手伝ってあげようか?
 けど、いまはまず傾いてる船を立て直すことが先決でしょうな。