2019年12月15日新潟原原番外編「村上 鮭と酒と美食ツアー」(その3)

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 さて、村上のレポートです。九重園でお抹茶を頂戴したあと、お腹を減らせるために2時間ほど街中散歩。

 朝方は寒かったのですが、昼前から日が差してきてポカポカ陽気。小春日和ってヤツですか。



 ハラコ飯で有名な「千年鮭 井筒屋」さんは午前11時オープン。すでにたくさんのお客さんで行列。予約してますからイの一番に案内してもらいまして、2階の座敷でリラックス。

 幹事の石田先生は村上駅で東京、大阪あちこちからのメンバーを待機。とりあえずビールを飲んでこちらも待機。



 基本「ハラコ飯セット」なんですけど、せっかくなんで「21品セット」を予約。もち、短時間では食べられないので皆さんに手伝ってもらうというよりほとんど食べてもらいましたがな。



 まず皮を焼き、次に塩引き鮭を炭火で焼く。美味し。




ひれと皮のせんべい。


「めふん=腎臓の塩辛」。背腸の塩辛ですけど夏また夏と熟成したからこその味なのよね。


酒のツマミばっかやん! 鮭のフルコースでんがな。

 皮が美味でんなー。胃袋、心臓(どんびこ)、キモ、白子、中骨煮(どんがら煮)、飯寿司、ハラコの粕味噌漬、生ハム、昆布巻き・・・期待してたのは「鮭の鮨菹」です。
 平安時代、朝廷に献上されていた「幻の鮭鮨」を菊川先代(吉川哲?さん)が古文書を参考に再現!   
 

ハラコの醤油漬けです。





 美味い。みなさん感嘆。たかが「いくらご飯」でしょ、と思ってたらしい。

 こんなに美味いとは! 21品ぜーんぶが美味です。感服いたしました。

 けどさー、2-3時間かけて食べなくちゃ。21品もあるんだもん。せわしく食べちゃいかんわなー。早食いで知られてますけどね。酒がこれまた美味いのよ。〆張鶴の特別大吟醸ですけど、こんな美味い酒飲んだことないなー。おかしいなー、このレベルの酒はいつも飲んでますけどね。

 米作り名人のコメを土鍋で炊き上げた。おこげは奪い合い。21品注文客だけは食べ放題。でも、ハラコ飯客はどでかい丼。こちらは茶碗メシ。当然でんがな。

 でかい丼でお代わりしてたけど、大丈夫なんかな。そんなに食べて。

 あまりの美味さに、来年も参ります。ここは昼しか、しかも12月しかやんないかんね。昼にじっくり時間をとって、夜は「新多久」で宴会しまひょ。