2009年02月19日「『数式思考』の技術」 中島孝志著 講談社 880円

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 午前6時段階。NYダウは低め横ばい。為替は急激な円安。ま、当たり前でしょ。
 GDPはマイナス12.7%。政策の中心人物たるべき大臣の体たらく。死に体の政権。日本の法人税の5%を占めるトヨタの沈没。いままで円高だったのが不思議なくらいですな。
 一連の不祥事は麻生政権が仕掛けた円安誘導の奇手なのでは、と思わず勘ぐってしまいましたよ。

 さて、日経web連載の「社長の愛した数式」は連日15万人のアクセス。日経記事中ダントツ人気のコラムとなってしまいました。昨日水曜日に更新しております。
 今回のテーマは「カルロス・ゴーンさん、おまえもか?」です。日産リバイバルプランの立役者として颯爽とデビューして10年。コミットメント経営で華麗なるV字改革を実現しましたが、いま、彼の発言を聞くとビッグスリーの経営者たちと瓜二つ。さて、日産に未来はあるのかないのか。ぜひお読みください。

 ところで、この「社長の愛した数式」ですが、このたび単行本化されました。題して「『数式思考』の技術」です。
 リーマンショック以来、激変する企業社会を背景に、めちゃくちゃ加筆修正しました。成功ノウハウの「見える化」は数式にしてこそ鮮明に浮かび上がるのです。経営末法の世をブレイクスルーするヒント満載。書店で立ち読み、ご吟味くださいね。

内容
第1章 一流は万能の「仕事の数式」を持っている
第2章 「経営の神様」が愛した数式
第3章 勝ち続けるモンスターの「儲けの数式」
第4章 「金の生る木」を生み出す数式
第5章 とことん強くなる数式、弱者から抜け出す数式
第6章 お客をグイッと惹き付ける「一人勝ち」の数式
第7章 危機を勝ち抜く「タフな経営」の数式

 もち、ストップ高。