2009年05月14日「歩く」「走る」の次にくるテレビ番組はこれ!

カテゴリー中島孝志のテレビっ子バンザイ!」

 いま4時半ですけど、NYダウは180ドル安で推移してますな。一時は200ドルも下落してましたからねえ。で、全面的に円高。こりゃ、今日の日経平均株価は期待できんわな。

「全米小売りの統計数字が予想より低かったから」と日経などは理由づけてますけど、そうですかねえ。やっぱGM危機の先取りではないかしらん。
 なんつっても、GMの役員諸兄は大恐慌以来の下落株を売却したってんだからね。たしかに売却可能となった期間を見込んでも経済的避難行為でしょうがね。

 これが日本なら「敵前逃亡」と永遠に非難されるでしょうな。で、値段を聞いたら6人合わせてもたったの32万ドルだと。3100万円ですよ。こんなお金でずいぶん男を下げたものですなあ。米国経営者のレベルが知れますな。

 なんか、インフルエンザのパンデミックより、ダウつうか米国経済のパンデミックのほうが早いんじゃないかな。


 さて、「ちい散歩」おもろいでんな。あれ、癒し系の番組ですな。おかげで、地井さんもすっかりお茶の間の人気者。ウォーキングなんて気張らなくていいの。ちょいと散歩。この気軽さがいいですな。
 けど、地井さん、散歩の達人ですからね。1日7時間くらい散歩してるらしいよ。


ちい散歩。本も売れてるんだよ。

 地井さんの演技、好きでね。ほら、以前、「不良映画日記」で紹介したことあんだけど、私、山本薩夫監督の「戦争と人間」が好きなのよ。学生時代、白牛乳とあんパン抱えて9時間くらいかけて観てたもんね。

 で、この中に朝鮮共産党のゲリラ、たか徐在林という闘士が出てきます。この役、地井さんなの。大雪原でのロケでね。たしか日本軍との戦いの中で同志でもある恋人を殺されちゃう。で、この雪の中に置いていかねばならない。

「おまえを捨てるんじゃない。もう抱いて歩けないんだ。待っててくれ。春になったら迎えにくる。そのときは花が咲いているだろう」
 泣きながら雪の中に葬るわけ。最後に顔を雪で埋めるときには感動しましたね。

「この人、韓国の俳優さんか。ぺらぺらだもんな」

 最初観たのは小学4年の時ですからね。もう信じ込んじゃいました。それ以来、地井さんがドラマに出てきても、「あっ、徐在林が日本語しゃべってる」なんてね。名優ですよ。

 で、彼は散歩の達人。視聴率も稼いでる。

 歩くんじゃなくて、走るんでも隠れた視聴率稼いでる番組あんのよ。
 その名も「走る男」。走るの「る」がホントは横に寝てる字なんだけどね。なんか走ってるイメージあるよね。

 この番組、全国のU局で放送されてんの。私、実は初回から見てます。最初は1人で走ってるだけだったのよ。ま、カメラと音声、そしてディレクター等のスタッフは伴走してると思うけどさ。
 最近は、行くところ、行くところ、陸上好き、マンソン好きの人たちがわんさかじゃないけど、U局レベルの賑やかさで集まって一緒に走る、つう企画になってる。

 で、走り終わると地元で宴会してくれたりね。なんか、マラソン版「故郷の歌祭り(どうも古いね)」みたいになってきちゃってる。つうことは、森脇健児さんは宮田輝さんか!?


元陸上部だからこそ成立する番組。ダチョウ倶楽部にはできんわな。

 さて、「歩く」「走る」と来たら、次に来るものは? そうです。自転車です。リヤカーです。
 で、わたしも新番組の企画を徹夜で昼寝して考えました。

 たとえば、安田大サーカスの団長は大の自転車好き。彼のMCによる「チャリンコる」つう番組。ダメ? パクリ過ぎ?
 じゃ、リヤカー。リヤカー引いてるシェルパ斉藤さんという作家がいるけど、ほら、「BE-PAL」とかで活躍してる人。テレビ的には、やっぱ有野と浜口のよゐこコンビだろうね。ちょっと支障があるんで、この企画には豚くんとかポニー、鶏は遠慮してもらうけどね。

 どうかなあ。ダメ? やっぱりね。うんうん。