2012年07月25日未成年

カテゴリー中島孝志のテレビっ子バンザイ!」

 あのさ、突然なんだけどさ、昔、こんなドラマあったよね。いしだ壱成つうの。覚醒剤で逮捕された俳優。「不倫は文化」の石田純一さんのご子息。で、このドラマで優秀な兄貴役してる谷原章介さんのいまの奥さんの前のご主人。

 ま、ここまで詳しくいわなくてもいいか。

 バカでやんちゃで正直でぶきっちょで狡くなくてやることなすこと損ばかりしてる5人。

 日本版スタンド・バイ・ミー? うん、そうかも。

 俺たちはみんなサーカスのピエロさ
 バカみたいにおどけて笑うんだ
 悲しい時が来たって、きっとバカみたいにおどけて…

 俺たちは同情が好きだ
 俺たちは他人の不幸が好きだ
 俺たちはいつもいつも自分を他人と比べている

 いつもいつも小さな不満がある
 孤独で、自分の無力を嘆いている!
 …もうそんな生き方は辞めよう...

 夏、5人は出会った。
 世の中のことなんてまだ遠く、他人事だった。
 この友情が、5人をどこに向かわせているのかを、疑うことも、まだなかった。

 レンタルDVDを予約したら、なんと持ってることが判明。こういうことよくあんのよね。昔、アマゾンで買ったんでしょうね。で、見てなかった。

 一気に見てしまいましたよ。そうか、AYUも出てたんだ。

 20年前、彼らが感じてたことを、いま、日本国民の少なくない方が感じてると思う。

 主権在民ってなに?
 選挙ってなに?
 政党ってなに?
 民主主義ってなに?
 政治家ってなに?

 いま、民主主義の危機だと思う。選挙で国民と約束したことが一方的に破棄されて真反対のことが、「状況が変わりました」のひと言でなし崩し的に強行されつつあるわけです。


桜井幸子様も出演されてます。

 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『丘の上の向日葵』(山田太一著・新潮社)です。これ18年前のドラマなんだけど。TBSオンデマンドで12作ぜんぶ見ちゃった。詳細はこちらからどうぞ。