2004年03月29日「週刊文春」記事差し止めに思う

カテゴリー価値ある情報」

確信犯でガンガンいけばよかったのに

 田中真紀子さんのお嬢さんがたった1年で離婚したとかしないとかで、マスコミ界が揺れております。

 「事実上の検閲だ!」

 「政治家の陰謀だ」

 「裁判官の判断ミスだ」

 いろいろ、あります。

 結果として、77万部の中74万部が流れ、残りの3万部についてのみ差し止められたとか。

 わたしの意見は、これは検閲だと判断しています。

 検閲だから、当然、異議申し立てをしました。で、却下された。

 ならば、差し止めなど無視して、腹をくくって確信犯としてすべて配布してしまえば良かったのでは・・・。

 3万部など売らずに、無料で配れば良かったんだよ。売らなきゃいいではないですか。




悪役に徹せよ

 政治家の家族は公人か私人か、プライバシーの侵害の有無などというより、商業媒体なんだから、売れれば何でも出す。

 法律の解釈はいくらでも刻々と変わります。重要なのは、情報は国民が判断するということ。プライバシーに抵触したとしても、その善悪は国民が判断しますよ。

 「それほどの内容ではない。この雑誌もオーバーだな」とわかります。

 国民はバカではありません。ゴシップ記事をすべて信用してる読者などいませんよ。

 休刊となった「噂の真相」など、もっとえげつなくても平気の平左。これは悪役に徹しているから、読んでて痛快でした。

 「文春は噂とは質量ともに違う」というなら、それは傲慢というものでしょ。

 「法律に抵触せず堂々と戦う。だから、3万部のみ差し止めた」というのは、どうかと思うね。

 「大物政治家は家族も含めて、公私ともに徹底的に報道する」と、いうスタンスで今後もいくといいですな。

 マスコミは政府寄りではなく、政府や権力が嫌がる悪役に徹して欲しいよね。でないと、大本営の報道機関になっちゃうよ。



 ところで、駅には警察官と警備員ばかりだよ。これはかなり危険水域だという証左ではないかな。