2003年05月05日「元気」が未来を作る!

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わたしの定例行事

 「こどもの日」です。このシーズンが来ると、毎回、楽しみにしているのが「アニー」です。

 いま、こどもの城・青山劇場で上演されているミュージカルです。友人が出てるんで、長年、観てきましたが、今年は出演者もがらりと変わり、新しいバージョンで頑張ってます。

 岡田真澄さんの億万長者、小柳ルミ子さんのハニガン先生など、話題になりました。

 さて、物語は1920年代のニューヨーク。大恐慌で経済はどん底。町には失業者が溢れ、アメリカが自信を失っていた時代です。

 アニーは孤児院を何度も脱走しては捕まる赤毛の女の子。

 彼女がそんなことをするのは、実の両親探しをするためです。その日もまたまた、捕まって孤児院に舞い戻ると、そこに世界一の大富豪オーバックスの私設秘書がやってきます。オーバックスの慈善活動でクリスマスを一緒に過ごす孤児を選びにやってきたのです。

 孤児院を取り仕切る意地悪なハニガン先生が邪魔する中、運の強いアニーは招待されることになります。そして、オーバックスやその友人ルーズベルト大統領に気に入られ、そして両親を探してもらいます。

 結果は・・・。




あなたはもっと素晴らしい!

 ルーズベルト大統領の前でアニーはいつもの歌を歌います。

 「朝が来れば・・・きっといいことがある アイ・ラブ・ヤ アイ・ラブ・ヤ トゥモロゥ 明日は幸せ」

 テレビCMで和田アキ子さんが歌ってますが、あれはどうもミスマッチでしたね。

 ところで、明日を信じる勇気に奮い立った大統領が採った政策は、アメリカを信じ、アメリカ国民を信じた徹底的な楽観主義でした。

 その名も「新規まき直し=ニューディール政策」ですね。

 いまの日本に元気がない、いまの日本人に元気がない、いまの日本企業に元気がない・・・その理由は「未来を信じる力」がないからでしょう。

 不良債権が多いから、リストラがすごいから、倒産件数が増え続けているから・・・ではないと思うのです。こんなものはすべて「過去の話」です。

 大切なことは、「未来を信じる気持ち」です。

 「こんなご時世に、どうやってその未来とやらを信じられるんだ?」

 そう疑う人は少なくないでしょうな。

 日本は信じなくていいんです。会社を信じなくてもいいんです。まして、政治家など信じる必要はありません。

 信じるべきは、「自分」です。自分が信じられれば、未来は変わっていくと思うのです。

 「こんな時代に、どうして自分を信じられる?」

 時代背景はあまり関係ないでしょう。どん底だろうと、地獄だろうと、自分を信じられる人は徹底的に、しかも楽観的に信じられます。

 自分の力、素晴らしさ、潜在能力を信じられなくなったとき、風船から空気が抜けるように、シュルシュルっとすべての元気は萎んでしまうんです。

 子供の寝顔に元気づけられる。家族の言葉に元気づけられる。ちょっとした上司の言葉、お客さんの言葉、唄、音楽、芝居、本、動物の仕草に元気づけられる。

 よく見れば、世の中には「元気の素」がたくさん転がっているんです。それに気づかないことに驚き、反省すべきではないでしょうか。