2012年08月24日お勧めのドラマ。。。「はつ恋」

カテゴリー中島孝志のテレビっ子バンザイ!」

 そうか、『やまとなでしこ』『ハケンの品格』の脚本家なんだ、このドラマ書いたの。中園ミホさんね。

『はつ恋』ね。ツルゲーネフじゃないよ。藤村でもない。夜間枠の連ドラはあまり見られなかったのね。で、BSをたまたまつけっぱなしにしてたら、これ。

 思わずPCを閉じ、ソファに移り、冷蔵庫からビールを取り出し、焼酎と氷を持ち出し、見てしまいましたよ。BSを? いえいえ、BSは1回だけなんだもの。テレビ・オン・デマンドで8回分すべて。

 見応えありましたね。見終わったら朝9時。徹夜かあ。まあいいか、世間は夏休みだし。



 お話は・・・年下の夫と小さな息子と幸せに暮らしてた村上緑がヒロインね。健康診断で肝癌が見つかります。手術が超困難な部位でどの病院も拒絶。夫が必死になって探し出してきたのはフランスからたまたま日本に寄ってた肝癌外科手術の世界的権威。スーパードクターちゅうわけね。

 ところが、この医師。若い頃、緑に絶望的なひと言を残して別れた男。

 はつ恋。ご期待の通り、焼け木杭に火がつきます。

 ところがね・・・。いえねえいえねえ、もういえねえ。。。けど見たほうがいいよ。

 そういえば、むかし、『冬ソナ』にはまったなあ。完全に自分を主人公と思いこんでたもんな。家内からは「気分はペ・ヨンジュン。外見はポール牧・・・くくくっ」とバカにされる始末。「そしたら、私はチュジウなん?」くらい言わんかい。ホントに夢のないやっちゃ。

 放送版より各回7分多い「ディレクターズカットスペシャル版」がBSプレミアムで毎土曜(次回は25日)午後11:15〜です。

 ま、オンデマンドでもいいし、なんとユーチューブでもすべて見られます。

 はつ恋。昔の恋愛など、「過去に生きる男」しか引きずらないと思うんだけどね。「いまに生きる女」はそんなに甘くないんとちゃうか。

 そういう意味では、この作品は中年男性の回春効果がありますな。思わず40年前にタイムスリップしちゃったかんね。

「あんたは『男はつらいよ』のオープニングか?」と突っ込まれております。せっかく人が伊原剛志さんの気分でいるのに。「そしたら私は木村佳乃?」くらいいわんかい。ホントに夢のないやっちゃ。

 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『世界を歩いて考えよう!』(ちきりん著・大和書房)です。詳細はこちらからどうぞ。