2012年12月19日ギャンブル市場も小さくなっちゃった。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

「ルーレット賭博店摘発6人逮捕」
 こんな記事が載ってました。

 ルーレット賭博で大阪府警は店も客も逮捕。警察発表によりますと、「1日平均70万円の売上」で3年で7億5000万円も荒稼ぎしてたようですな。
 たぶん暴力団の資金源になってたんでしょ。賭博店摘発は95年以来17年ぶりとのこと。

 いまや、あちらの世界でも「しのぎ」が厳しいようですな。道理で、高級クラブや寿司屋の売上が激減してるわけでね。あぶく銭のお客がいないと、こういう業界は儲からんのですわ。

 かといって、男の世界の住人が和民じゃね。結果どこにも行かない。こうなりますわな。

 さて、ついでにギャンブル事情を少し・・・。

 去年のG1。有馬記念。売上は37億5975万6900円と対前年比97.2%。「豪華メンバー」にもかかわらず前年割れですよ。2011年のJRA。売上は2兆2935億で前年比94.5%。どっこいどっこいですな。
 新馬券WIN5が売り出されたものの歯止めにはなりませんでした。ピークは97年4兆6億6166万円。いまや半分以下。

 地方競馬4500億円。その他、競輪、競艇、オートレースが2兆2000億円。宝くじ1兆円。パチンコは表向き18兆円。にしても。。。パチンコは90年代には30兆円産業でしたからね。恐ろしいほどシュリンクしてることがわかります。

 さてさて、百貨店業界はどうかというと、2011年6兆1525億円。前年比2.0%減です。15年連続前年実績割れ。ピークは91年9兆7130億円でしたからね。
 参考までにパナソニックの売上は7兆8462億円(2012年3月期)。これも9兆円からドドドッと減りましたな。

 博打は勝ったり負けたり。で、税務署は儲けた分には税金とるくせに、負けた分には経費として認めない。公営ギャンブルで儲けて、税金で儲ける。ほんにお国はがめついでんなあ。

 まっとうな人間は、小遣い貯めてギャンブルやるわけでね。所得が増えなければ自然と賭け金も少なくなるし、賭ける頻度も少なくなるし、買ったところでリターンが少なければ、「そっと手を見る」ちゅう気持ちにもんなりますわな。

 パァッといこう、パァッと。。。ちゅうのは、高度経済時代かな。所得の上昇率以上に物価のそれのほうが大きかったけど、「増えてる」という実感が気を大きくしましたわな。景気は「気」ですからね。

 民主党のおぼっちゃまと市民派とサラリーマン首相がやったことは、景気の「気」を殺ぐことばかりでした。では、景気の「気」に火をつけることができるのか? 消費税増税なんぞやったら終わりでんな。

 カネのやりくりを考えたことのない2代目、3代目政治家をあてにしたらあかん。日本人は国をあてにするような民族ではありません。独立独歩。自主責任経営。まあ、年を越すのもしんどいけど、がんばりましょうや。もう少しでっせ。


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